私の老後は、、、

老後を考えマンションへ、この決断は正解だった?

自分の本当の気持ちに蓋をして進んでしまった住み替え計画


マンション探しに迷走して

「ここは!」と思うような物件も出てこない

時期に入った時に


「庭仕事が好きだから庭を手放したくない」


元々人付き合いが上手くない私には

誰も知らない所に行ったら今のような

人間関係を築きあげられない」と


もっと自分の気持ちを正直に夫に話をして

喧嘩になったとしても理解してもらうように

したら良かったのに、あの頃の私は

自分の気持ちに蓋をして我慢ばかりして

いました。


自分さえ我慢すれば、、、

我慢したら丸く収まる。


何事も我慢、我慢が当たり前のように

なってました。


ちゃんと自分の考えを話ししなくちゃ

相手は神様でも仏様でもないんだから

わかるわけないのにね。


結局はマンションに住み替えて、自分の

今まで我慢し続けた事(マンションに

住み替える事以外でも我慢を重ねてきた事)

が爆発したのでした。


住み替えて1年の間に何回か爆発して

もう今の生活も全て捨ててしまってもいい!

ぐらいの気持ちで話しをしたら

夫も今までの事、そして住み替えの事も

反省して、今は私の言葉を聞いてくれる

ようになりました。


でも、どんなに反省してくれても

もう元には戻れないんですよね。


こうなる前に本当の気持ちを何度でも

伝える事をしなかった自分がバカだと

思うし、悲しい気持ちになります。


「これは!」というマンションが出て

こない時期に入っていた頃

少しずつ物の処分を始めていました。

家、庭、住み慣れた場所への未練を

断ち切る為にも

「ちゃんと前を向かなければ、、、」と

いう気持ちで処分する日々でした。


そして、迷走していた時期から少しずつ

時が流れ、物件が出てくる時期になり

いくつかの内見を経て、とうとう今の

マンションに出会ってしまうのでした。




レモンの蕾が少し大きくなりました。

鉢植えでちゃんと実を付けてくれるかな?

迷走してる時に後悔しないか考えれば良かった。


第1回目の内見で「これは!!」と思う

物件に出会ったけど、申し込みを躊躇した事で

ご縁が繋がらず、、、

その後も何件も内見しましたが、どこも

イマイチで、物件を見過ぎて迷走状態に

なってしまいました。


それで一旦リセットするつもりで

マンション探しは「ここは是非見たい!」

と思うような物件が出てくるまでは

お休みする事にしました。


その時に、戸建てを売って大好きな庭を

手放す事や、誰も知り合いのいない場所に

引っ越して、人付き合いが上手じゃない

私がマンションで暮らして、知り合いが

できるのか?孤独に陥らないか?

よくよく考えるべきだったんですよね。


いえ、心の中では

「後悔するかも」とわかっていたんです。


でも夫の

「定年後は海の近くで釣りをして暮らしたい」

という夢を叶えてあげたい気持ちもあったし

「おまえの足の事も考えてマンションに

住み替えた方がいいと思う」と言われて


「私、庭仕事も好きだし、今の場所で

仲良く付き合える人沢山いるから

ここを離れたくない!離れたら後悔する」

って、あの時は言えなかったんです。


私の足の事というのは

私は癌に2度罹患して、2度の手術と抗がん剤

治療をしてるんですが

2度目の抗がん剤治療の後遺症で足の痺れが

とれず(多分、痺れとは一生の付き合いに

なると思います)階段を踏み外したり

よろけたりがあって、凄く注意して

暮らしていたんです。


それもあって「おまえの足の事も考えて」と

言われると何も言えなくなってしまった。


でも引っ越ししてやっぱり後悔しました。


「もっともっと庭仕事を楽しみたかった」

「思ってた通り、親しく付き合える人は

なかなかできない」


マンションの近くにあるお庭のある家を

見ては胸が苦しくなり、立ち話を楽しむ人を

見ては寂しくなり、引っ越しして一年の

うちに何度泣いた事か、、、。


そしてマンションに引っ越してから

夫に自分の我慢してきた気持ちをぶつける

ようになっていったんです。


物件探しをストップしてる時に

もっともっと話し合うべきでした。



シナモンロールです。

一応、パン作りは趣味です。

第1回目の内見で心掴まれる物件に出会ってしまった


マンションを探し始めた時、正直私の中で

住み替えは、まだまだ中途半端な気持ち

でした。


まずはとにかく、自分達が探している

価格帯でどのような所があるのか?

そしてどのような街なのか?(土地勘が

なかったので)

第1回目の内見は参考程度の気持ちで

見てみるつもりで、3つの物件の内見を

しました。


1つ目、リフォーム物件で築年数も浅いけど

    環境悪い、狭い、問題外。


2つ目、駅から12分は、やはり遠い。

    広さ的にはまずまずだし、部屋も

    綺麗に使ってらっしゃるけど

    ここに住みたい!と思うような

    物件ではありませんでした。


3つ目、ここが今回1番見てみたかった所。

    駅から徒歩5分。大きなスーパーが

    徒歩2分にある。

    築年数は16年。高層階。

    部屋もベランダも狭め、、、

    なんですが、部屋からの景色が

    素晴らしい!!

    海が全面に見えて、右手には

    富士山が、、、。

    

3つ目の物件は今まで住宅地に住んでいた

私達には衝撃でした。

高層階からの景色に心を打ち抜かれました。


不動産屋さんからも

「この物件の決断はかなり早めにしなくては

いけないと思います」と言われました。


私達が内見する前にも内見した方がいた

ようですし、後にも内見があったようです。


が、、、


「まずは、どんな感じなのか見てみよう!」

ぐらいの気持ちだった私には


「ここに決めよう!」とは、とても言えません

でした。


その日の夜、不動産屋さんから連絡が来て

「申し込みが入りそうですが、そちらの方は

100万の値引きを要求されてます。今なら

申し込み順位を先にできます」と言われ

ました。


夫はその物件に決めたい気持ちなのは

わかっていたんですが、私はどうしても

決断できず、その時は一旦お断りしました。


でもずっと夜中も考えて考えて

「内見第1回目だけど、あれほどの眺望と

利便性の良さ、価格も全て希望通り。

3つ目の物件に決めた方がいいのかも

しれない」と心に迷いはありながらも


夫に「いいよ、決めても」と伝えて

夫が朝イチで不動産屋に連絡したんですが

時すでに遅し。


100万値引きをお願いしていたご家族は

値引き交渉を取り下げ申し込みをされたとの

事でした。

その方が申し込みを引き下げれば、うちに

申し込みの権利がまわってきますが

その権利がまわってくる事はありません

でした。

   

あの3つ目の物件を見てから、眺望にも

こだわるようになったのですが

眺望が良ければ駅から遠いか、価格が

高いか。


この第1回目の内見から、今のマンションに

決めるまで、あの3つ目の物件ほど

手頃な値段で、駅近で、眺望も良い物件とは

とうとう出会う事はありませんでした。


あの物件に出会ったのが何度か内見をした

後だったら即決めだったと思いますが

残念ながらご縁がなかったのでしょうね。


ただ、時々そのマンションのそばを

ワンコの散歩で通るんですが

細長いタイプのマンションなので

「地震の時は凄く揺れて恐怖かもね」と

言いながら見上げてます。




今のマンションの部屋から富士山は

見えませんが、共用部分から見えるので

それで我慢してます。